【 17年度 】
勉強会 税と国家について考える2
新年賀詞交歓会
クリスマスパーティ
税務懇談会
勉強会 税を知る・税を考える
ゴルフ交流会
ゴルフコンペ
管外一泊研修
新署長インタビュー
第34回 通常総会
懇親会



 平成17年11月15日、麻布税務署において、税務研修会「署幹部との懇談会」が、サンエー・クラブとティー・クラブの合同で開催された。
 麻布税務署幹部の方々と直接懇談できる年1回の研修会とあって、サンエー・クラブ、ティー・クラブ各々の新入会員を含め、25名が参加した。まず「e‐Tax」の概要について、映像を交えたご説明を受けた後、副部会長より、実際の電子証明取得手続きの一方法について、実際の体験に基づく説明があった。
 従来の申告と納税では、申告書に記名押印したものを税務署に提出し、銀行で納付していたが、e-Taxを利用すれば自社にいながらにして、申告所得税、法人税、消費税の申告と全ての税目の納税がインターネットを利用して行える。(但し、インターネットバンキングやモバイルバンキングを利用する場合には金融機関との契約も別途必要)
 今回の資料と併せて「電子申告・納税等開始届出書(法人用)」も配布され、「すぐにも始めてみたい」との声も出ていた。

映像によるe-Taxの説明
 体験報告では自治体の個人認証サービス(ICカード)を使用するもので、e-Taxの導入までの準備手順は3段階:
1.電子申告・納税等開始届出書の準備
2.ICカードリーダーの取得と設定
3.電子証明の取得
このうち2と3について説明していただいた。この方法が最も安価で簡単とのこと。詳細についてお知りになりたい方は、事務局までお問い合せ下さい。

e-Taxの詳細 http://www.e-tax.nta.go.jp
e-Taxのダイジェスト版映像 http://www.nta.go.jp/e-tax/01.htm


 署幹部の方々、参加者各々の自己紹介に続く懇談では、会員からのe-Taxに関する具体的な多くの質問に、署の方々から丁寧に回答していただき、実際に使ってみようという意気込みの強さが感じられる熱心なやりとりとなった。
 また、e-Taxの普及による合理化により、膨大な量の文書処理に費やしていた労働力を、納税者のコンプライアンスの維持向上のためにより一層力を注ぐことができるようになる、という署長のお言葉に、税務協力団体としての法人会の果たすべき役割を再認識する機会ともなった。
 その他、新会社法では、帳簿類を正しく作成しなければならないことが初めて成文化されたこと、税務調査の際の受入側の正しい態勢、悪い例等、興味深い話題が盛り沢山の充実した研修会であった。
 最後に、今後の税制を考える上で、署長より3つのキーワードを示していただいた。
1. 資産の移転(貯蓄率の低下傾向の中で、高齢者世代の資産をいかにスムーズに若者世代へ移転していくか)
2. 企業の法人税制(日本企業は世界との競争にさらされており、法人税制は国際競争力に大きな影響力を及ぼす)
3. 少子高齢化(長寿少子化という言い方も生まれているが、税収にも大きな影響を及ぼ す)
 皆さんも日本の税制について考えましょう。 (広報委員会)