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麻布支部レポート
11/16開催「麻布を知ろう 」
~港区新郷土資料館で麻布を知ろう&ランチ交流会~

更新日:2019年3月27日

晩秋の清々しい気候のもと、30名を超える参加者が、港区教育委員会学芸員の皆さまの解説をお聞きしながら楽しい時間を共にしました。
麻布笄町堀田坂(西麻布四丁目)を登ると、歴史を感じる洋館が建っていました。今回訪れた旧公衆衛生院(港区立新郷土資料館)の設計者内田祥三(ウチダ ヨシカズ)氏の自邸で、そこから眺められる高台に建つこの白金台の建物を大変気に入っていたと記されています。
内田ゴシックと言われる建築様式を取り入れた建物は、同じく設計された隣接の東大医科研とともに白金台の杜の中の荘厳な建物として多くの人々に親しまれていました。昭和15年にロックフェラー財団から政府へ公衆衛生の向上のために寄贈され、平成19年に公衆衛生院としての役割は終え用途廃棄されておりましたが、港区はこの歴史的建造物の保存と活用を考え、廃校となった旧港区立鞆絵小学校の区有地と交換する形で取得し、歴史的資産の姿を残す改修・保存により活きたレジェンドとして、耐震補強、バリアフリー化の工事を進め、平成30年3月に外観を残しつつ「(郷土歴史館等複合施設)ゆかしの杜」として竣工しました。

 

 

 

 

資料館をあとにし、プラチナ通りを散策し皆で余韻を楽しみながら、午後のひとときをランチをし懇談し過ごしました。

写真・文 綱川 智久

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