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レポート

第3回麻布ビジネス交流会

9月10日に赤坂インターシティAIRにて、麻布法人会主催の講演会が開催されました。どなたでも無料でお話が聞けるとのことで、200名近い来場者数となりました。
第1部は、東京都港都税事務所担当官より、「電子申告eLTAX」のメリットについて分かり易く説明がありました。都税には、主に固定資産税、事業税、都民税(住民税)、地方消費税等があり、私たちの福祉や保健、教育や文化等、生活に密着して活用されているとのことでした。
第2部は、読売巨人軍前監督原辰徳氏の「常勝経営に必要な決断力とは?」と題した講演で、小学2年生の時に野球を始め今年還暦となり、50年を超える野球人生であり、つらいことも楽しいことも多くあった、ご自身の半生を語るような内容となりました。
思い出深いお話のなかで、東海大学相模高校時代、父親が野球部監督であり、野球の時はほかの選手より厳しく指導し、家に帰れば人が変わったように普通の父親だった等、正に梶原一騎の漫画「巨人の星」のような思い出を語って下さいました。息子に厳しく接することで、チームの和ができ、チームが勝っていくことができると考えていたようで、これが原さんの人生観に大きな影響を与えたとのことでした。
東海大学を経て、1980年のドラフト会議で読売巨人軍に1位で指名され入団しましたが、プロの世界は甘くなく、強いものが残り、弱いものは淘汰されていく、本当にそういう世界であると実感させられ、思い出として、特にロッテの村田兆治投手の速球は見たことがないほど早く、フォークボールはまさに消える魔球だったとのことでした。
1995年に惜しまれて引退しNHKで野球解説者を経て、2001年に巨人軍監督に就任し、日本シリーズ優勝、ワールドベースボールクラッシックでは侍ジャパンを優勝に導く等、監督としても大変な貢献をされました。
質問がいくつか出て、原さんにとって大事と考えていることを、まとめると次のようなことでした。
プロは、勝利することが前提なので、実力至上主義であり、積極的なプレーを評価し、勝つ為にはスピードと団結力が必要で、その為に考え行動するのが監督の仕事である、また、選手は、朗らかで、素直さや謙虚な心を持つことが重要である。
企業経営にも大変役立つご講演だったと思います。
また、原さんは麻布に事務所を置かれており、麻布との関りは何でしょうかとの質問には、ポパイとは旧友だからとのことでした。ポパイとは、麻布法人会岩上会長とのことで、最後に、原さんと岩上会長が固い握手を交わし、講演会は盛況のうちに終了となりました。

組織委員会 小田眞一

麻布ビジネス交流会
『麻布ビジネス交流会』を主催する組織委員会では、税務組織向上のためのセミナーを始め、各種講師を呼んで企業向けセミナーを開催したり、異業種交流会を行なっている。
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